家でワークスペースをつくる

併用住宅とは?

 

「併用住宅」という言葉は、あまり耳にしないかもしれませんね。

でも、実はとても興味深い「家」なんです。

これは、普通の家に、お店やオフィスなどの仕事スペースが一緒になった家のことを言います。

この家は、自宅と仕事を組み合わせて使う、個人事業主や小規模な会社などによく利用されています。

あの家がそうかなぁっと思い当たる家があるのではないかと思います。

 

 

何故、併用住宅?

 

日本の都市部では、どこに何を建てていいかが決まっている「用途地域」というルールがあります。

そのため、普通の住宅地では、独立したお店や事務所を建てることが難しい場合もあります。

でも、小さな事業を営む場合は、住宅と仕事を一緒にすることで、建てることができるんです。

つまり、地域の人々に身近なお店小さな仕事場が開業できるようになります。

 

新築以外にもリノベーションにより、中古住宅を併用住宅にすることも可能です。

だから、これから起業する方などにもピッタリです。

まさに、ビジネスシーンライフスタイル「融合する家」となります。

 

 

事業の参考

 

参考として、事業の用途を書いてみます。

  • ① 飲食店
    •  ・ レストランや専門料理店
    •  ・ 庭を使用したオープンカフェ
  • ② 店舗
    •  ・ パン屋さん、お菓子屋さんなどの製造販売店
    •  ・ 物品店
    •  ・ クリーニング店
  • ③ 事務所
    •  ・ 小規模会社のオフィス
    •  ・ 在宅勤務用のワークスペース
  • ④ 作業所
    •  ・ 小規模製造工場
    •  ・ 小規模修理工場
  • ⑤ その他
    •  ・ ピアノ教室や料理教室
    •  ・ 英会話教室などのカルチャースクール

 

あくまでも、一例です。その他にも多くの用途が可能です。

 

 

注意点

 

小規模事業に適した併用住宅ですが、注意点があります。

 

① 建築可能性の確認

    •  ・ 建築が許可されるかどうかを確認する必要があります。

   付帯する事業用の用途等によっては、地方自治体の条例に従う必要があります。

  •  ・ 床面積や原動機の出力などの基準も考慮し、法令を遵守することが重要です。
  •  ・ 電気・給水・排水・ガスなどのユーティリティー供給も確認してください。
  • ②  住宅地に位置するため、周囲への影響を考慮する必要があります。
    •  ・ 周囲のへの騒音や振動の対策。
    •  ・ 加熱調理器具などを使う場合は、ばい煙や臭気の対策も重要です。
    •  ・ 夜間営業を検討される場合、光害等の対策も考慮する必要があります。
    •  ・ 来客が多い場合は、周辺の交通への影響を考慮し、

   駐車場や駐輪場の設置も必要となります。

  • ③ 業種によっては、建築以外の許可申請が必要になります。

  例えば、飲食店では保健所の営業許可書などです。

  さらに、新たに起業を考えられている方は更に申請や届出が多くあります。

 

事業を始める際には、建築に関することだけでなく、さまざまな確認や手続きが必要です。

私たちは、皆さんのビジネスシーンやライフスタイルを実現するために、

必要なサポートを提供します。先ずはお気軽にご相談ください。

 

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